東京大学医学部付属病院での和通分娩出産・感想

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2023年6月に、東大病院(東京大学医学部付属病院)の産科で男の子を出産しました。

出産当時は40歳。高齢出産ですが、年齢以外のリスク特になし。ただ、私が入院中に上の子の育児で夫に休んでもらう必要があったため、最初から計画出産を希望していました。

通院していたクリニックからセミオープンで利用できる病院のうち、計画出産・無痛分娩が可能なこと、自宅からの通院が比較的楽なことの2点から東大病院を選びました。
この記事では、東大病院での妊婦健診と、入院〜出産・退院までの体験で印象に残ったことをまとめています。

和通分娩で出産した感想

東大病院では麻酔を使用した分娩について「麻酔を使っても全く痛みを感じないわけではない・痛みを和らげる施術である」ということを周知するため「和通分娩」としています。
内容は他院で無痛分娩と言われているものと同じです。

実際痛みを感じたのは、

  1. 子宮口拡張(バルーン挿入)時
  2. 麻酔(硬膜外麻酔)の針を刺した時
  3. 陣痛開始時
  4. 分娩直前

でした。
3は「子宮口が完全に開くまでは麻酔入れない」と説明されていたので、ギリギリまで我慢していたのですが、痛い痛いと顔を顰めてたら「我慢しなくていいよ、麻酔入れるから」と言われてしまいました…

なので、和通を希望した人はあまり我慢せず痛いと言いましょう(笑)
麻酔打ってからはそれまでの痛みが嘘のようにリラックスできました。

麻酔を打つと下半身が痺れたような感覚になるので、いざ「いきんで!」と言われた時にいきめるかが一番心配だったのですが、一人目の時の力の入れ方を覚えているからか比較的スムーズでした。

出産直後は足が痺れて立てないので、車椅子で病室へ移動します。
足の感覚が戻って立てるようになるまでは、危ないのでトイレへの介助も助産師さんにお願いします。
私は標準の大部屋(4人部屋)でしたが、トイレとシャワーは各部屋にあるので移動は比較的楽でした。

産後の回復が早いってホント?

これに関してはお産にかかった時間がどれくらいかにもよると思いますが、私自身の経験としては翌日の疲労感が全然違いました。

産後のお母さんの体について「交通事故にあった後と同じくらいのダメージがある状態」という例えを聞いたことがありますが、一人目の自然分娩で産んだ後の疲労感を1tトラックに轢かれた後だとすると、今回は自転車にぶつかられたくらい(かすり傷で済んだ)くらいで済んだな、くらいの差があります。

一人目時は産んだ直後の排尿が本当に地獄だったのですが、それも我慢できる範囲の痛みだったので、すごくありがたかったです。

事前講習(和通分娩クラス)について

東大病院では和通分娩による出産を希望する場合、和通分娩クラスという事前講習に参加する必要があります。

…と事前に聞いていたのですが、私が通院し始めた頃(2023年1月頃)はまだ新型コロナウィルス感染症の影響が残っており、和通分娩クラス自体開講されておらず、妊婦健診の際にその日の担当医師から和通分娩のリスク等の説明を受け、必要なら質疑応答を行い、和通分娩のに署名して提出するという方式でした。
ちなみに入院当日にもより詳しい説明と同意書への署名は必要になります。

バースプランについて

東大病院では、出産する全ての妊婦さんにママノートという冊子(バインダー)が配布されます。
入院に必要な持ち物や、出産に向けて準備すべきもののリストの他に、バースプランを書き込むページも用意されていて、どのような出産にしたいか、という希望を書いて助産師さんに伝えます。

具体的には、

  • 陣痛室での過ごし方(音楽を聴きたい、アロマを使いたい等)
  • 出産時のスタイル
  • 立会い出産をするかどうか
  • 赤ちゃんへの授乳方法(母乳・ミルク・混合)

などです。

私が希望したのは以下。

  1. 和通分娩で産みたい(上の子の育児もあり、産後の負担を軽くしたい)
  2. 夫に立ち会ってほしい(上の子の時は病院のルールで立会いNGだった)
  3. 生まれた後写真撮影をしたい(東大病院では分娩中の撮影はビデオ・写真共にNG)
  4. 混合栄養で育てたい(一人目を完母にしたら預けるのが大変だった)

4については退院後結局完母になってしまうのですが…
最初から混合を希望していたせいか、2人目なせいか、入院中は授乳時の指導もほとんどなかったです。

入院日決定まで

東大病院では、和痛(無痛)分娩は麻酔医がいる平日日中に行う必要があるため、和痛分娩を希望する場合は、原則計画出産になります。
36週以降、毎週の妊婦健診で子宮口の開き具合を確認して、入院日程を決めます。
私の場合は38週の検診で、翌週39週に入院することが決まりました。

出産の立会い

東大病院では立会い出産が可能(2023年6月時点)ですが、二親等までの親族一人のみです。
私は夫に立ち会ってもらいました。

入院中の面会

東大病院では新型コロナウィルス感染症予防対策で面会を禁止にしていたのですが、2023年の5月に緩和されました。ただし、12歳以下の子どもの面会はもともと禁止です。
上の子が5歳だったので病棟での面会はできなかったのですが、私自身は外来病棟の売店や食堂までは比較的自由に行けたので、夫に連れてきてもらって会っていました。

妊婦健診の診察時間について

東大に限らず、大きな病院はとにかく待ち時間が長いのが難点ですが、東大病院の診察は本っっっっっっっっっっ当に長いです。
私はセミオープンを利用したので、13週ごろに初回の診察を受けたのですが、13時に予約して終わったのが17時過ぎでした。上の子の保育園のお迎え時間ギリギリ…
初回は検査項目が多くて、診察できる先生が少ないという理由もあるのですが、その先生が急患で救急対応に入ってしまうと簡単に1時間くらい待ち時間が延びます。
それ以降の診察も平均で2時間、早く終わって1時間という感じ。
ちなみに外来の産科待合室は電波が入りにくいので、スマホ以外にも時間を潰せるものがあるといいと思います。私は受付でフードコートによくある呼び出しベルを渡されるので、売店や喫茶店(ドトール)で時間を潰していました。

担当医について

東大病院の産科は担当医制ではないので、妊婦健診のたびに診察する医師が変わります。
私は出産までに合計6人の医師の診察を受けました。
カルテで診察内容の引き継ぎはあるので困ることはありませんが、毎回違う人に内診されるのが地味にストレスでした。
また産科全体の医師の男女比は不明ですが、私が担当してもらった6人のうち、女性は2人でした。

和通分娩以外の出産

東大病院は和通分娩以外にも自然分娩による出産、助産師さんが中心になって出産のサポートをおこなう院内助産システムが選択可能です。ハイリスク出産ではないこと、単胎であること、早産・過期産ではないことなどの条件はありますが、フリースタイル出産などにも対応してくれます。

以上、東大病院での和通分娩出産の感想でした。
長くなってしまったので、入院スケジュールや費用についてはまた別の記事にまとめたいと思います。
これから出産に臨まれる方の参考になれば幸いです。